
ツーバイフォー工法は、耐震性・耐火性・耐久性
耐風性・断熱性などの基本性能に加え、空間設計
の自由さ、短い工期、経済性などを載せ持つ合理
性が特徴の工法です。
断面寸法が主に2インチ×4インチの木材で枠を組み、それに合板を張って壁をつくっていくため、この名が
付けられました。
壁、床、天井の6つの面で躯体を支えるため、
地震などの力を1ヶ所に集中させず、面に分散さ
せることになり、耐震性に優れているといえます。
2×4工法は躯体を柱で支える必要がないので、
柱のない広々とした部屋を作ることができます。

阪神大震災で倒壊した家
木造住宅の工法として、主流の工法で、柱や梁といった軸組で支える構造です。
しかし、従来の軸組工法では揺れに弱く、耐久性が
乏しいということがわかりました。
これを教えてくれたのは皮肉にも 「地震」。
阪神大震災で倒壊した住宅のほとんどが軸組工法です。

「面」で構成されるツーバイフォー工法の壁

「線」で構成される軸組工法の壁

3階建て実大建物の3次元振動台実験
現2×4住宅がなぜ地震に強いのかを工学的に解明する
ため、構造強度が2階建てより厳しい3階建て住宅による3次元振動実験を行いました。
本震阪神・淡路大震災時の震度7の地震波、
その後に余震が来ることを想定し新潟中越地震の
震度6強の地震波を再現しました。
実験の結果、2度に渡る加振で、転等防止策を
していない家具は大きく移動したが、建物の外壁や
室内に大きな損傷は見られず、改めて2×4住宅の
耐震性の高さを実証することができました。

札幌の観光名所 札幌時計台
(明治11年建築)
現在、北米(アメリカ・カナダ)の木造住宅の約90%以
上がツーバイフォー工法による住宅と言われています。
今や国際的な住宅として広く普及しているツーバイフォー
工法が、日本に来たのは明治時代。
その代表が、札幌の時計台です。
北海道の厳しい気候の中で100年以上の時を経て、今で
も時を刻む姿はツーバイフォー工法の優れた性能が十分
に発揮されることを実証しています。


木は火に弱いと思われますが、実は木は火に強い。
確かに木材は燃えやすい性質をもっています。
しかし、ある程度の太さや厚さがある木材は、
いったん燃えても表面に炭化層をつくるだけ。
火は内部まで進行しないため、強度が低下しにくい
性質をもっています。
これに対し、火に強いと考えられている鉄は、
550℃を超えると急速に柔らかくなって変形し、
強度が大幅に低下します。
住宅の場合、骨組みが崩れ落ちてしまうことにも
なりかねません。










